渡島でも国際会議を/誘致推進フォーラム
【七飯】「国際会議等誘致推進フォーラムin渡島」(渡島支庁主催)が18日、大沼国際セミナーハウス(七飯町大沼町127)で開かれた。7月に行われた北海道洞爺湖サミットの成果や意義を振り返るとともに、渡島管内での国際会議開催の可能性や利点などについて関係者が意見を交わした。
道はサミット開催で培ったノウハウと官民協働の機運を新たな国際会議の誘致活動につなげようと、北海道国際会議等誘致推進会議を9月に設置。2009年5月には上川管内占冠町で日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議の開催が決定するなど、早くも成果が現れている。
この日のフォーラムでは柴田達夫道サミット推進局長が基調講演し、「サミットを直接運営したのは政府だが、官民73団体協働による北海道洞爺湖サミット道民会議の活動が大きな力となったのは確か。各地で行ったクリーンアップ作戦、各国関係者に対するおもてなしの対応などによって、市民の手によるサミットのイメージが生まれた」と説明。「今後の誘致活動でも官民が一体になった取り組みが不可欠」と訴えた。
パネルディスカッションでは国際会議誘致に向けた具体的な取り組みの方向性を議論。これまで数多くの国際会議運営に携わってきたICSコンベンションデザイン・コンベンション総合研究所の太田正隆社長は「一口に国際会議といっても国家レベルから民間の交流まで多様性があり、必ずしも立派な建物や設備が必要とは限らない。地域の特性に合った誘致活動を行うべき」と話した。
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今回のフォーラムに合わせて、大沼国際交流プラザ(大沼町85)で18日から「北海道洞爺湖サミット展in渡島」(道、道洞爺湖サミット道民会議主催)が始まった。19日まで。サミットの様子を紹介する写真パネルが飾られるとともに、各国から贈られた記念品や記者会見場の様子を再現したコーナーなどが用意されている。入場無料。19日は午前8時半から午後6時まで。
提供 - 函館新聞社
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