漁業支える一員に……道立漁業研修所 総合研修修了式
【鹿部】漁業の技術や知識を習得する「道立漁業研修所」(田近博道所長、鹿部町本別540)で12日、本年度の総合研修の修了式が行われた。半年間にわたって寮生活をしながら研修に励んできた受講生44人は、それぞれの地元に戻り、一人前の漁業者を目指していく。
総合研修は、道内各漁協から推薦を受けた18歳以上の若者を対象に5月から11月の半年間にわたり行われる。受講者は一級小型船舶操縦士や第二級海上特殊無線技師などの資格を取得するとともに、ロープワークの技術取得や関係法令の学習など幅広い分野で漁業の基礎を身に着けた。
修了式では田近所長から受講生代表に修了証が手渡された。田近所長は「最初は地味でつらい仕事も多いかもしれないが、北海道の将来の漁業を支える立場としてしっかり頑張ってほしい」とエールを送った。受講生代表の井野裕史さん(網走管内沙瑠漁協)は「たくさんの人たちに支えられた半年間の経験を胸に、将来の浜のリーダーとなるために努力していきたい」と答辞を述べた。
また式の最後には、9日に行われたイベント「海友祭」での研修生による加工食品などの売り上げ金14万円が、鹿部町社会福祉協議会と海難維持育英会に寄付された。
提供 - 函館新聞社
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