「燃やせるごみ」96・6%が適正分類
函館市が行った今年のごみ組成分析調査で、函館市内から排出された「燃やせるごみ」の適正分類率は前年に比べ6・0ポイント上昇の96・6%、「燃やせないごみ」の適正分類率は同1・9ポイントアップの87・7%となり、詳細な調査を始めた2002年以来最も高い数値となった。
今年は10月上旬、市内の各地域から集めた400キロのごみを混ぜ、うち200キロを各種の紙や金属、プラスチック、缶、瓶など33種類に分けて重量や容積を調べた。
「燃やせるごみ」として適正に分類されたもののうち、例年最も多い割合を占める生ごみはほぼ例年並みの47・4%で、次いで紙類20・0%、長さ50センチ未満の草木類12・4%、衣服などの繊維類8・1%の順。汚れたプラスチック容器5・7%も適正に分別されていた。
不適正な分類の中で最も多かったのは、雑誌や紙パックなどの紙資源3・0%。プラスチック容器包装潜在分は0・3%あったが、この中にレジ袋はなく、市環境部は「生ごみなどの内袋として有効活用されていた」とする。
「燃やせないごみ」に適正分類された中で最も多かったのはガラス類で、同21・8ポイント増の35・0%と大幅に増加。次いで金属類23・9%、小型家電21・2%。不適正な分類で最も多いのは缶と瓶で合わせて6・3%。特に瓶の混入が多く、同部は「汚れている瓶をそのまま燃やせないごみに分別しているようだ」とみる。プラスチック包装容器潜在分はなかったが、「燃やせるごみ」に分類すべき50センチ未満のプラスチック類や汚れたプラスチック包装容器は5・0%も含まれていた。
同部は「プラスチックや瓶などには洗えば資源となるものが多く含まれるため、今後も継続的な意識啓発が必要」と話している。
提供 - 函館新聞社
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