9館の「食の競演」 オンパク閉幕
函館・湯の川温泉街などを舞台に23日間にわたり繰り広げられた体験型イベント「第4回はこだて湯の川温泉泊覧会(オンパク)」(実行委主催)が9日、閉幕した。最終日には周辺の温泉旅館・ホテル9館の料理長が一堂に会し、自慢の腕を振るう「湯の川温泉 食の競演」が開かれ、訪れた市民ら約170人がフィナーレを飾る特別メニューを堪能した。
初企画の食の競演は100人の定員を大幅に上回るほど予約が殺到。急きょ70人分を追加したが、予約受け付け開始直後からキャンセル待ちも出る人気ぶりだった。各施設の料理長らが「前菜」から「水菓子」まで計12種を献立ごとに分担し、和食のコース料理を提供した。
会場はオープンキッチンのビュッフェ形式。参加者は各コーナーの前に行列をつくり、目の前で盛り付けられる料理を円卓で味わった。市内の男性嘱託職員(63)は「色、形がきれいで目にもおいしい。料理長の顔が見える安心感もあり、湯の川温泉の底力を感じた」と笑顔を見せていた。
実行委によると、今回はグルメや自然散策など計66プログラムを用意。8日には青森県大間町にマグロ丼を食べに行く人気の日帰りツアーが荒天で中止となるなど天候に左右された企画も多く、総定員3570人に対し、参加率は70%台に落ち込む見込みだ。実行委事務局は「一人で複数のプログラムに参加したり、毎年同じ企画に参加する人が見られたりと、過去4回の開催でリピーターも目立ち始めた」とする一方、「プログラムの人気にばらつきも見られた。新たな函館の観光資源として定着できるよう、次回の内容に反省点を生かしたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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