白鳳章3個人1団体に 青麒章は1人…函館市文団協
函館市文化団体協議会(加納裕之会長)は7日、本年度の白鳳(はくほう)章・青麒(せいき)章の受章者を発表した。白鳳章は水彩画家・音楽家の国井周明(しゅうめい)さん(65)ら3人と1団体、青麒章には函館書藝社会員の教員aオ西広治(雅号・青龍)さん(43)が選ばれた。贈呈式は21日午後6時から函館国際ホテルで開かれる。
両章とも函館に活動拠点を置く団体または団体に所属する個人に贈られる。白鳳章は長年にわたり函館の文化、芸術の振興に貢献した個人・団体、青麒章は昨年9月1日から今年8月末までの1年間に文化、芸術活動で優れた実績を残した個人・団体が対象。授章は1982年から始まり、昨年までに両章合わせて175団体・個人が受章している。
授章理由と受章者のコメントは次の通り。
◇白鳳章
▽はこだて陶芸“土”の会(熊坂実代表)=函館市亀田町
42年間の歴史があり、仲間の輪を広げ陶芸イベントにも尽力した。「会員一堂初の受章を喜んでいる。来年の50回記念展示会では市民に喜んでもらえる企画を考えたい」(熊坂代表)
国井周明さん=中島町、ぶんだんフレンズ
みずみずしい透明感あふれる水彩画、ピアノを弾きながら歌うコンサートで道内外で活躍し、多くのファンを魅了している。「驚きと喜びでいっぱい。楽しみながらやっている活動で人に喜んでもらえてうれしい」
坂下光雄(雅号・岳隠)さん(89)=栄町、日本詩吟学院岳風会函館支部
詩吟を始めて44年間一筋に研さんを重ね、後進の指導、詩吟の普及に寄与した。「詩吟を生きがいにこれからも続けていきたい」
伝福一世(花柳星衛紀)さん(65)=松風町、函館邦楽舞踊協会
6歳から日本舞踊を習い、1969年に同協会に入会。副理事として同協会事業や数多くの舞台出演などで大きな役割を果たした。「長年の活動が報われてうれしい。これからも門弟の育成に力を入れたい」
◇青麒章
aオ西広治さん(43)=花園町、函館書藝社
5月の第49回道書道展(近代詩文書部)で準大賞を受賞し、審査会員にも推挙。函館、道南の書道芸術文化の振興に大きく貢献した。「受章は励ましてくれた皆さまのおかげ。さらに表現の幅を広げられるよう研さんを重ねたい」
提供 - 函館新聞社
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