市に287万「不当支出」…会計検査院

 会計検査院は7日に公表した2007年度の決算検査報告で、05、06年度に函館市に対して支払った児童保護費等負担金(保育所運営費国庫負担金)18億4395万9000円のうち、287万2000円が不当に支出されたとした。厚生労働省は同市に対し返還を求めている。

 同負担金では、自治体が民間保育所に支払う保育の委託料のうち半額を国が支出する。今回報告された同負担金に対する不当支出は、函館市を含めて前年度より10自治体多い48自治体に上る。不当支出の総額は1億2035万8000円だった。

 同市への負担金を不当とした理由は「扶養義務者の所得税額を誤認していた」とされ、多額の保育料を納める必要のある保護者から少額しか徴収しなかったため、公費負担分が多くなったとしている。市福祉部は「厚労省から示されていた算定基準への考え方が違った」とし、世帯の収入算出時の考え方の違いによるものとの認識を示している。9月上旬に厚労省から返還を求める文書が届いていることから、道厚生局と調整して従う考えだ。

update 2008/11/8 11:52
提供 - 函館新聞社


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