市営函館競輪、本年度売り上げ174億円
函館市は本年度の市営函館競輪の売上額(速報値)をまとめた。開催58日間の売上額は174億3600万円で、本年度当初予算と比較し14億3600万円(9%)上回った。普通競輪(F1、F2)の売り上げが当初見込みより23・4%上回る90億6800万円あり、全体を押し上げた。最終的な収支は2年連続の単年度黒字となる見通し。
昨年度実績と比較すると15億9800万円(8・4%)下回った。これは本年度の開催が昨年より9日間少なかったことと、昨年は人気や売り上げが大きい「ふるさとダービー」(GU)があったことが大きい。
本年度の特徴として、市競輪事業部の酒井哲美部長は「全国の場外販売場が増えたことと、本年度から導入した宝くじ式車券の販売が普通競輪の売り上げを伸ばす要因となった。包括委託で経費節減も図られた」と語る。
インターネットで購入できる宝くじ式の重賞式投票と合わせてファンが普通競輪の車券を購入し、電話投票(インターネット含む)は見込みを15・5%上回る55億1400万円だった。九州などで新たに場外販売が増え、臨時場外も同4・8%増の108億600万円。電話と場外販売で売り上げ全体の9割以上を占める。
普通競輪の1日当たりの売り上げも昨年を上回った。特に好調だったF2ナイターは1日当たり1億4600円で、昨年より6割以上多い。
昨年度から5年間の時限付きで始まった日本自転車振興会からの交付金(負担金)の一部還付で、本年度は1億8900万円の還付が見込まれる。酒井部長は「還付金はそっくり残すことができる見通しで、現在7億7000万円ある累積赤字が5億円台に圧縮できそう」と話している。
提供 - 函館新聞社
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