市内百貨店、歳暮商戦本格化

 函館市若松町17の棒二森屋(井上裕司店長)は6日、アネックス7階催事場に「お歳暮総合ギフトセンター」を開設した。市内の他の百貨店でも特設売り場が順次オープンしており、長引く景気の低迷で個人消費が冷え込む中、各店の歳末商戦が本格化してきた。

 同店では「地産地消」をテーマに昨年より11種多い計661種類を用意。道南産の食品群16セットの中から3セットを選べる「巴(ともえ)かさね」が今年の中元に続き歳暮にも初登場したほか、昨年の売り上げ1位を記録した全20品から5品を選ぶ「選べるギフト」も人気を呼びそうだ。

 伊藤ハムの有害物質検出問題で、定番品の“ハム離れ”も懸念されるが、「函館は『カール・レイモン』ブランドに人気が集中するので影響はほとんどない」(営業企画担当)という。近年はスーパーに歳暮客が流れていることもあり、早期割引制度も拡充した。平均単価は4000円程度を見込む。

 同店では昨年よりも4日早くギフトセンターを設け、初日の開店前には従業員約200人が集結して出陣式が行われた。井上店長は「お中元は買い控えても、お歳暮は欠かさない人が多い。個人向けを中心に顧客の掘り起こしを図りたい」と強気の構えで、前年比2・1%アップの売り上げ目標を掲げている。同センターは12月28日まで。

 市内ではテーオーデパート(同市梁川町10)が1日からギフトセンターを設置していて、丸井今井函館店(同市本町32)も19日にギフトセンターを開設する。商戦のピークは12月前半と予想されている。

update 2008/11/7 09:34
提供 - 函館新聞社


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