「誇り持てる町に」…森町臨時議会・佐藤新町長が所信表明

 【森】森町長選(10月19日投開票)で初当選した佐藤克男町長(58)が4日、第5回臨時町議会で所信表明し、「町民が誇りの持てる町に」として5つの政策を掲げた。この日は、町長選に出馬した前副町長の阿部真次氏の辞任後、不在となっていた副町長に町住民生活課長の増田裕司氏(55)、10月31日付で教育長を辞任した長崎一英氏に代わり、町会計管理者兼出納室長の磯邉吉隆氏(59)が教育委員に選任され、同日行われた教育委員会で教育長に互選された。

 傍聴席からあふれるほどの町民が見守る中、所信表明に立った佐藤町長は、37年間にわたり町を支えた前町長、湊美喜夫被告(競売入札妨害罪で起訴)の功績をたたえた上で、少子高齢化や公共事業の激減、商店街の疲弊といった大きな時代の“波”に対し、「いかなる変化があろうと、変化に合わせて発展、次世代へとつなげたい」と強調。(1)財政改善策(2)砂原地区の簡易水道事業の推進(3)国保病院の維持(4)介護マイレージの導入検討(5)次世代育成への支援―の5本柱を掲げ、町民、町議、職員への協力を求めた。

 その後、副町長に増田氏を選任、教育委員に磯邉氏を任命する各人事案で無記名投票が行われ、それぞれ賛成多数で同意された。増田氏は「微力を傾け、重責を果たしたい」とし、磯邉氏は「40年間培った経験を生かし、教育行政に励みたい」と決意を述べた。

 増田氏は1952年森町生まれ。森高校を卒業後、71年年森町役場入り。税務課長、保健福祉課長を歴任し、07年から住民生活課長を務めていた。磯邉氏は1949年、旧砂原町出身。森高校を卒業後、69年に旧砂原町役場入り。2005年に砂原支所収納管理課参事、07年から会計管理者兼出納室長を務めていた。

update 2008/11/5 10:17
提供 - 函館新聞社


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