千代田小5年 高橋君が特別賞…道科学技術振興作品展
函館千代田小学校5年生の高橋青玄君(11)の空き缶を使ったアイデア作品「すてたらあっ!缶」が、このほど札幌で開かれた道科学技術振興作品展(道発明工夫教育連盟主催)で、2位に当たる道経済産業局長賞(特別賞)に輝き、全国大会進出を決めた。出品総数142点中、特別賞の11人に道南で唯一選ばれた。小学2年の時から出品し全国大会は3度目。高橋君は「今度こそ入賞したい」と話している。
高橋君は、第54回函館地方児童生徒発明くふう展で最高位の函館発明協会会長賞を受賞。全道大会には地方展で高得点だった作品が出され、審査の結果、1位の道知事賞には恵庭市の小学生の作品が選ばれた。9日には札幌で表彰式が行われる。全国大会には奨励賞以上の30点が書類審査に進み、2次審査の結果は来年1月に決まる。
作品は、空き缶を音階順に並べて打楽器のように鳴らせるようにし、音階ごとに色も変えるなど工夫を凝らした。同連盟の松本秀明会長は「独特な発想で素晴らしい作品」と評価。特に、音譜を色で示した「カラー音譜」を添えたことが「音譜の分からない幼い子も色で音が楽しめると評判が良かった」という。
高橋君は「飲んだジュースの缶の底を叩いたら音が違うことに気づいた」と発想のきっかけを説明。特別賞の知らせを聞いた時は「とてもうれしかった。お母さんが一番喜んでくれた」と振り返る。
2年生の時から毎年アイデア作品を出品し、2年生で全国大会出場、4年生で全国入選を果たしている高橋君。今回は「特別賞を取りたい」と上位入賞を目指している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。