函病、4日からカード決済可能に
市立函館病院(函館市港町1、吉川修身院長)は11月4日から、診療費や入院費をクレジットカードで支払えるシステムを導入する。急な入院や手術の際に多額の現金を持参する必要がなくなり、カードの分割払いも利用できることから、患者の利便性向上が期待される。カード決済ができる公立病院は道南では初めて。
提携を結んだのはカード会社の三菱UFJニコスとJCB(いずれも本社・東京)の2社で、VISA、MasterCard、DC、JCBなど各種クレジットカード利用が可能に。病院側は高額な現金を管理する事務負担が軽減され、未収金の削減効果も見込んでいる。
手術や入院時などには支払いが数十万円に上ることもあり、滞納につながるケースも。三菱UFJニコス広報部は「救急搬送の場合でも現金を持ち歩かなくても済むようになり、各カード会社のポイントサービスも付与される」と利便性をアピールする。
公立病院でのカード決済は2006年の地方自治法改正で、国民健康保険料や公共料金の支払いにカード決済ができるようになった。道内の公立病院では市立札幌、公立芽室、江別市立に次いで4例目。各カード会社への手数料は病院側が負担するが、市立函館病院医事課は「患者へのサービス向上や、医療業務の効率化など手数料以上にメリットが大きい」としている。
提供 - 函館新聞社
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