中部高・瀬川君が高大連携の海外2大学に推薦合格

 函館中部高校(黒田信彦校長)3年生の瀬川真司君(17)が、同校と5月に「高大連携協定」を締結したイギリスの国立バンガー大とアイルランドの国立ダブリン大の推薦試験に見事合格した。連携大学への推薦制度を活用した1人目となり、同校教諭らも喜んでいる。瀬川君は「英語を身に付け、外国の価値観や文化を学びたい」と期待に胸を膨らませている。

 同協定は海外を目指す生徒への門戸を広げ、英語教育を推進する目的で道内で唯一実施。連携大学への推薦入試が可能になるほか、教材開発や語学研修などを行う内容だ。同校は両大学のほか、海外2大学の計4大学と締結している。

 瀬川君は以前から経済の仕組みに興味があり、学習塾の講師の影響もあって「海外で活躍する商社マン」が将来の目標だ。今春の高大連携を機に、夢への第一歩として応募を決めた。

 5月から、英語教諭のアドバイスも受けながら英語の小論文について学習を重ね、9月に兵庫県神戸市で受験。合格の知らせを聞いた時は「すごくうれしかった。担任の先生や家族も喜んでくれた」と振り返る。高校卒業後の来春から4大学の留学生向けの基礎コースに通い、その後はバンガー大に進む予定で、「他国の留学生とも触れ合い、いろいろ学びたい」と意気込んでいる。

 同校の本庄幸賢教頭は「優秀な成績で合格し、学校の期待も大きい。海外を目指す後輩の良い目標として頑張ってほしい」と話している。

update 2008/10/29 14:33
提供 - 函館新聞社


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