オンパク・まぐろまつり、大間産を豪快に解体

 「第4回はこだて湯の川温泉泊覧会(オンパク)」(18―11月9日)の目玉プログラムの一つ、「大間まぐろまつり」が26日、函館湯の川観光ホテル(湯川町2)で開かれた。戸井地区のマグロ漁の不振で開催直前に食材が戸井産から青森県大間産に入れ替わる異例の事態となったが、参加者は産地にとらわれず、目の前で繰り広げられる解体ショーやマグロ丼の味を堪能した。

 大間まぐろまつりは当初、最高級ブランドの「戸井マグロ」の解体ショーとマグロ丼を温泉入浴付きで楽しめるイベントとして企画。一方、全面協力の戸井漁協から数日前に「マグロを確保できない」との連絡が入り、同実行委が急きょ大間産のマグロを手配した。

 この日は事前予約でマグロが大間産に変更されたことを承知済みの市民ら約100人が参加。23日に水揚げされた重さ約120キロの大間産マグロが用意され、職人が鮮やかな包丁さばきで切り分ける解体ショーを披露した後、各部位をふんだんに盛り込んだマグロ丼にして参加者に振る舞われた。

 友人と2人で参加した市内上新川町の主婦中原純江さん(69)は「同じ津軽海峡で育った高級マグロに変わりないのだから産地は気にしない。スーパーで買うものとは甘みや身の柔らかさが全然違う。留守番している主人に申し訳ない」と笑顔ではしを進めていた。

update 2008/10/27 12:21
提供 - 函館新聞社


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