「男女共同参画フォーラム」作家の沖藤さん講演
はこだて男女共同参画フォーラム2008(同実行委主催)が25日、ロワジールホテル函館(若松町14)で開かれた。女性の生き方や家族、介護などの問題に取り組むノンフィクション作家の沖藤典子さんが「男と女〜子育てと介護から始まるいい関係〜」と題して講演、市民ら約300人が聴講した。
沖藤さんは自身の夫婦生活や取材・執筆活動などを通して体験したエピソードを紹介しながら、国が定めた男女共同参画の基本計画を考察。少子化が進んだ要因について、家族政策の不十分さを指摘し「人口政策に国が関与するのではなく、社会の成熟を目指すべき。女性が生活しやすい社会は男性も暮らしやすいはず」と女性の生き方を支援する政策を提起した。
男性の孤独死の増加は地域から孤立していることが要因であるとし、「地域住民とのこまめなあいさつは生き方上手につながる。家事の夫婦分担は男性の老後を救うことにつながる」と述べた。
「21世紀の社会を支えるのは女性や高齢者」とし、「元気な高齢者が増えるのは良いこと。働くことは人との交流や生きがいを生み、賃金以外にプラスアルファの効果がある」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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