「マル獄」ブランド 人気は全国区…函館少年刑務所

 函館少年刑務所(函館市金堀町6)オリジナルの刑務作業製品「マル獄」シリーズの人気が好調だ。今年は新商品も登場し、前掛けや小袋など10種類以上となっている。受刑者が手作業で作るため、肩掛けバッグや丈の長い前掛けは予約を受け付けてから約半年待ちの状態という。26日に同刑務所で開かれる函館地区矯正展でも販売される。

 矯正展は、受刑者の刑務作業製品の販売を通じて、矯正行政への理解を広めるために開催。今回初めて同シリーズの専門コーナーを設けて、函館発の「『マル獄』ブランド」をPRする。

 同刑務所首席矯正処遇官の通崎光秀さんの話によると、九州や四国からも注文が来るなど人気は全国区。通崎さんは「官庁から受注した作業服などの縫製作業が優先。技術を持った受刑者も限られているので生産が追いつかない」と話す。

 矯正展では、マル獄シリーズのほか、同刑務所鱒川農場産のジャガイモ(メークイン、男爵)10キロを500円で販売するほか、家具や衣類、食器など全国各地の刑務所作業製品を展示、販売する。施設見学会(午前9時40分、午後1時の2回)やパネル展で同刑務所も紹介。通崎さんは「社会復帰を目指す受刑者が勤労意欲を養い、更生のために作った製品を通じて、矯正行政への理解を深めていほしい」と話している。午後2時まで。入場無料。問い合わせはTEL0138・52・5500。

update 2008/10/25 09:47
提供 - 函館新聞社


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