ガスバリが料理カレンダー製作
函館圏の料理人らでつくる「クラブ・ガストロノミー・バリアドス」(通称・ガスバリ、深谷宏治代表)は食材に手を加えた料理で函館の食文化を知ってもらおうと、月ごとに道南の旬の食材を取り入れた料理を紹介するカレンダーを11月下旬に発売する。イカや夜景など函館に対する一般的なイメージの幅を広げるのが狙いで、道外に函館を売り込む“媒体”としても注目されそうだ。深谷代表は「こうしたカレンダーは日本初の試みでは。多くの人に函館の良さを知ってもらう機会にしたい」と意気込んでいる。
ガスバリはスペイン語で「食を追及する仲間たち」の意味。スペイン料理店のオーナーシェフ深谷代表の呼び掛けで1998年に発足した。メンバーは和・洋食、中華料理のシェフ、ワインソムリエ、パン、ハム・ソーセージ職人、養豚業など多種多様な11人。毎月の勉強会のほか、メンバーが共同出品する食事会などを開き、知識や技術を高めている。
深谷代表は「函館といえば海産物のイメージが強いが、自分たち料理人の仕事にも目を向けてもらいたい」と2年前から構想を練っていた。カレンダー製作にはガスバリのメンバーのほか、市内のフレンチシェフら4人も参加した。
1月から12月まで各月ごとに旬の魚介類や野菜、果物などを盛り込んだ季節感ある料理を中心に、メニューの説明や調理したシェフの思いなども紹介。各月のメニューはその月1カ月間、担当したシェフの店で味わえる。表紙にはメンバーら14人が並ぶ写真、裏表紙には道南の地図と各地域でとれる食材を掲載する。
深谷代表によると、「函館のPRになる」などとカレンダーに関心を持つ企業もあるという。このため「道外にこのカレンダーを送ってくれる企業にもぜひ購入してもらいたい」とし、50部以上のまとめ買いでその企業の名前を無料でカレンダーに入れることにした。11月15日まで注文を受け付ける。
カレンダーは縦31センチ、横29・5センチで13ページ。1冊800円。メンバーの店などで販売予定。問い合わせは深谷代表(レストランバスク)TEL0138・56・1570、30日以降はメンバーの木村さんTEL090・8276・2604へ。
提供 - 函館新聞社
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