大野農高にフェンシング愛好会
【北斗】大野農業高校(北沢住人校長、生徒346人)でこのほど、フェンシング愛好会(三上宗汰部長)が発足した。道南の高校では唯一となり、メンバーは練習に力を入れている。顧問の井上哲也教諭(42)は「ぜひ一緒に楽しみましょう」とPR。北京オリンピックで太田雄貴選手が日本初の銀メダルに輝き、競技にスポットが当たっているのを追い風に、地域で競技人口を増やしたい考えだ。
同愛好会は5月に発足。井上教諭は母校の酪農学園大(江別)でフェンシング部に所属し、全国大会の出場経験もある。前任の新十津川農業高でも生徒に指導しており、昨年4月に北斗に転任後、1年掛かりでメンバーを集めた。
現在の会員は園芸科2年の三上部長(17)、同2年の小路優希君(16)、生活科2年の二瓶健太君(17)、マネージャーの園芸科2年の藤原由未子さん(17)。男子3人は9月に札幌で開かれた全道選手権に初参加も果たした。
三上部長は「公式戦で1勝したい」、小路君は「大会では他の選手の強さを感じた」、二瓶君は「相手の剣が跳ね返せるようになりたい」と力を込める。藤原さんも「だんだんメンバーがうまくなるのを見るのが楽しい」とほほ笑む。
井上教諭は2004―06年度、指導者研修として京都で太田選手にコーチを受けたこともある。「本当に速く、すごいの一言に尽きる」と振り返り、今回の銀メダル獲得を喜ぶ。フェンシングについて「相手との駆け引きが魅力。子どもからお年寄りまで楽しめるので、興味があればぜひ見に来て」とPRしている。
練習は毎週火、木曜の午後3時45分―同5時。見学などの問い合わせは同校TEL0138・77・8800。
提供 - 函館新聞社
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