さらなる飛躍を誓う…五稜郭養護学校30周年記念式典

 道立五稜郭養護学校(函館市五稜郭町39、能登ヨシ子校長)の開校30周年記念式典と学芸発表会が19日、同校で開かれた。同校関係者や保護者、社会福祉法人函館厚生院函館五稜郭病院関係者ら約90人が出席。能登校長は「多くの児童生徒が決して病に負けることなく、治療を受けながら勉学に励んできた。今後も教職員が専門性を高め、教育的ニーズに応えていきたい」とあいさつし、さらなる飛躍を誓った。

 同校は、1960年に当時の同病院院長笹島吉平氏が長期入院中の児童生徒の教育の場として、近隣の小中学校の特別支援学級の形で設置した「みどり学園」が始まりで、79年に養護学校教育義務化にともない、道立の養護学校として開校した。現在、小学部7人、中学部9人の児童生徒が同病院で治療を受けながら勉強を続けている。

 式典では、来賓の吉田一昭渡島教育局長が祝辞を述べたほか、長年同校に支援を続けている中島徹さんと同病院の小児病棟看護師らに感謝状が贈られた。式典の後、「みんなの想いが扉を開く」をテーマに学芸発表会が開かれ、在校児童生徒らが劇や合唱を披露した。

 能登校長は「病弱養護学校はなくしてはならず、今後も少子化などの変化に即した教育の場を提供してきたい」と話していた。

update 2008/10/20 10:10
提供 - 函館新聞社


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