函館の未来像探る…オンパク開幕 旅館やNPO法人などパネル討論
函館・湯の川温泉街などを舞台に多彩な体験型イベントが連日繰り広げられる「第4回はこだて湯の川温泉泊覧会(オンパク)」(実行委主催)が18日、開幕した。オープニングイベントとして、JTB北海道社長の高橋威男さんの基調講演や各地の旅館やNPO法人、行政のキーマンらが魅力ある地域づくりについて意見を交わすパネル討論があり、観光都市・函館の未来像を探った。
テーマは「街を知り、人とふれあい、好きになる」。函館湯の川温泉旅館協同組合(金道太朗理事長)などでつくる実行委は11月9日までの期間中、66のプログラムを用意。恒例の温泉や食にちなんだ企画のほか、今回は函館近郊への日帰りツアーを拡充したのが特徴だ。
オープニングイベントには市民ら約150人が参加。高橋さんは「地域力を考える」と題して広域観光エリアづくりの重要性を強調。「地域や産業間の『連携』が地域発展のキーワード。函館は歴史的な特異性を観光産業にどう取り入れていくか、見つめ直すことが必要」と述べた。
「地域の魅力づくりとは」がテーマのパネル討論には高橋さんのほか、谷沢広函館副市長、同実行委員長の金道理事長、函館が手本にした大分県別府温泉のオンパクの仕掛け人・NPO法人ハットウ・オンパク代表理事の鶴田浩一郎さんら6人が登壇。
谷沢副市長は「開港150周年を地域振興につなげ、長期滞在型の観光に力を入れたい」と強調、高橋さんは「地域の人が地域の魅力を再発見し、住民参加型のまちづくりを」と提案。鶴田さんは「顧客が情報発信のベース。感動を伝えるファンを増やし、多様な切り口でまちづくりを進めることが大切」などと語った。プログラムの予約に関する問い合わせはオンパク事務局TEL0138・59・3789。
提供 - 函館新聞社
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