いつなの?解散 選管やきもき…総選挙 道8区
衆院解散・総選挙の日程が流動的で、各自治体の選挙管理委員会は気をもんでいる。道南最大の有権者を抱える函館市の選管事務局も、いつ解散があっても対応できるよう準備を進めているが、日程が決まらないとポスター掲示場の確保などの具体的な作業に入れない。開票を予定している市民体育館でも週末はスポーツ競技や大会の予約が入り、どの日になるかで競技の早期終了を関係者に依頼できない状態だ。
函館市の有権者は、9月2日現在で24万1944人。市選管事務局によると、衆院を解散し選挙日程が決まった後は▽補正予算の措置▽ポスター掲示場の依頼や確保▽掲示板の発注、設置▽選挙時登録と入場券発送▽投開票所の開設依頼▽投票管理者と従事者、立会人の確保▽開票従事者の確保―など、予算、人、物の準備が必要。
函館市の場合、ポスター掲示場だけで500カ所以上あり、私有地の場合は地権者に設置、使用の協力を求めなければならない。投票区によって有権者は最大で約6000人、最少は約60人で、投票所にはそれぞれ市職員や地区住民の担当者を配置しなければならない。
開票を予定している市民体育館も、例えば11月の日曜日は卓球、ハンドボール、プロバスケットボール、タグラグビー、バドミントンの競技や大会があり、投票日が決まったら、大会関係者にできるだけ早く競技を終えてもらう依頼をする。
衆院選は解散後、40日以内に実施する。9月の自民党総裁選時は最短で10月3日解散、同26日投票の観測が流れた。現在は年内実施の場合、10月末解散、11月下旬投票がささやかれるが、流動的。
衆院道8区に立候補を予定している3人のうち2人は市内で事務所開きをした。ただスタートもゴールも見えない中、ある陣営の関係者は「年内か越年など、はっきりすれば人員体制の維持や縮小なども検討できるのだが…」と胸の内を語る。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。