江差署が桧山・厚沢部自動車学校と安全協定

 【江差】江差署(芳賀政男署長)は、桧山自動車学校(江差町・山下良一校長)と厚沢部自動車学校(厚沢部町・高田一弥校長)の間で、公道を走る計26台の教習車が、不審者の目撃や事件事故の発生など、地域の安全確保に有益な情報を警察に提供することを定めた「地域安全に関する協定」を締結した。

 協定は両校からの申し出により、15日に締結された。桧山自動車学校は16台、厚沢部自動車学校には10台の教習車があり、桧山管内南部の公道で路上教習などを行う際、不審な人物や車両の目撃情報をはじめ、信号機の故障や交通標識の破損、事件事故や災害の発生などの情報を速やかに同署に提供する。住民や児童生徒を対象にした交通安全教育への支援協力についても協定に盛り込んだ。

 同署で行った調印式で芳賀署長は「児童への声掛け事案をはじめ振り込め詐欺の続発など、管内の治安悪化を危惧(きぐ)しており、協定締結の意義は大きい。警察の力は有限ではなく、効果はボディーブローのように広がり、犯罪の抑止につながる」とあいさつした。

 これまでも交通安全教育の取り組みを通じて、同署と協力を深めてきた桧山自動車学校の山下校長は「さらに警察との連携を強化して、子供や高齢者の安全を守れるよう手伝いしたい」と意気込みを見せた。厚沢部自動車学校の高田校長も「教習車は市街地の細かい所まで走行する。不審者などへの目配りを今まで以上に高めていきたい。警察とのやり取りを通じて情報発信を進めていきたい」と語った。

 桧山南部を管轄する同署管内の5町では、青色回転灯を装備した車両で地域をパトロールする自主防犯パトロール隊も全町で発足。5町で合計24台の車両が登録されている。また、営業中のタクシーや工事車両などを活用した複数のパトロール隊も活動を展開。住民の自主的ボランティアによる地域の安全確保に向けた取り組みがすそ野を広げている。

update 2008/10/17 16:24
提供 - 函館新聞社


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