19日、深堀小児童が学芸会で琴を披露
函館深堀小学校(森武由美子校長、児童307人)の4年生47人が、19日の学芸会で琴の演奏を披露する。同校の学芸会で琴を発表するのは初めて。子どもたちは伝統楽器の美しい音色を響かせようと練習に励んでいる。
琴の演奏は、1学期に同学年が音楽の授業で取り組んだ際に反応が良く、音楽担当の野田史恵教諭も個人的に習っていたことなどから取り入れた。琴は同校にあった6面のほか、函館の悦山会から14面を借りるなどして準備した。野田教諭が中心になって9月に練習を始め、10月から本格化させた。
15日には、総練習を兼ねた児童向けの発表会が同校で行われた。児童らは緊張しながらも、一生懸命練習の成果を披露。感動した低学年から「弾いてみたい」との声が出るほど好評だったという。
演奏するのは、子どもたちに人気の高いアニメ音楽「となりのトトロ」「いつも何度でも」「崖の上のポニョ」の3曲。1人1曲を担当しており、16日の練習でも子どもたちは真剣な表情で練習に取り組んでいた。
1組の伊藤希君(9)は「最初は音を間違えたりうまくいかなかったけれど、練習してできるようになった」と説明。2組の青山詠史君(9)も「学芸会では心を1つに合わせてきれいに演奏したい」と話していた。
野田教諭は「音譜が読めない子も弾けるのが人気の理由の1つのようだ。子どもたちは根気強く頑張っている」と話している。
提供 - 函館新聞社
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