生徒の力作 天まで届け…潮見中・たこ揚げ大会

 函館潮見中学校(三島俊博校長、生徒188人)の全校生徒が参加する恒例の「たこ揚げ大会」が14日、函館市大町の緑の島で行われた。子どもたちは力を合わせ、手作りの連だこを空高く揚げて楽しんだ。

 同校では14年前から、日本の伝統文化体験としてたこ揚げ大会を実施している。今年も1週間前からグループなどでデザインを考え、教員の指導を受けてたこ作りに取り組んできた。

 この日は好天に恵まれ、ほどよい風もある絶好の“たこ揚げ日和”。子どもたちはまず5、6人のグループ34チームごとに延長約6メートルの連だこ揚げに挑戦。続いて、その連だこをクラス単位でつなぎ合わせて約40メートルの「クラス凧」を作り、クラスメート全員で協力して揚げた。途中で糸が切れたり、絡まる場面もあったが、カラフルな連だこが空高く舞い上がると、子どもらから歓声や拍手が沸き上がった。

 3年B組の目黒愛実さん(15)は「いつもよりクラスの団結力が強まりいい雰囲気で楽しい。たこが高く揚がって興奮した」と喜んでいた。

 市内で創作凧治工房を主宰する凧師の梅谷利治さん(79)もアドバイスに駆け付け、「若い感性あふれるたこが多い。青春の良い思い出になるはず」と話していた。教員らの審査の結果、最優秀デザイン賞に1年B組の西川加織さんの班、総合の最高賞となる最優秀賞に2年B組が選ばれた。

update 2008/10/15 09:49
提供 - 函館新聞社


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