市函高「函館学」一般に公開…16日
市立函館高校(森武校長)は16日、独自科目「函館学」の一環として、地域の魅力を学ぶ生徒向け講座を一般市民にも公開する。伝統的建造物や観光、文学など幅広いジャンルの10講座を用意しており、同校では大勢の参加を呼び掛けている。
函館学は1年生の必修科目として昨年度から実施。自分たちの住む地域の伝統と文化を学び、理解を深めるのが狙い。今回の講座は、生徒がコース別に函館の街を見て回る「元町巡検」(22日予定)に必要な予備知識を各専門家に講義してもらう。午後2時40分から同3時35分までで、事前の申し込みは必要ない。問い合わせは同校の小松将人教頭TEL0138・52・0099。 コース名と主な講義内容は次の通り。
▽水道施設(水道施設の歴史や現在の給水システム)▽伝統的建造物保存地区(道内唯一指定を受ける地区の港と都市の関係)▽函館山(市民生活と結びつきの深い函館山を三十三観音で探る)▽観光資源の魅力(全国的に人気の高い函館観光の魅力)▽函館要塞(遺跡から函館の国際的関係を学ぶ)▽造船技術(函館どつくの歴史や技術)▽坂道と街づくり(坂道が多い独特の景観を生かした西部地区の街づくり)▽食育と洋食・マナー(開港都市に入ってきた食のスタイルや五島軒の歴史など)▽アイヌ文化(アイヌと函館の歴史的、芸術的関わり)▽文学(亀井勝一郎、石川琢木の文学の魅力や作家を育てた函館の風土)
提供 - 函館新聞社
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