収穫祭で恵みの秋満喫
恵みの秋を体感するイベントが12日、函館市の体験農園「亀尾ふれあいの里」(米原町126)と「市営熱帯植物園」(湯川町3)で開かれた。それぞれ、地場産野菜の販売や屋台コーナーなどが並び、大勢の家族連れが秋晴れの一日を満喫した。
○…4月にオープンした亀尾ふれあいの里では、指定管理者の特定非営利活動法人(NPO法人)「亀尾年輪の会」主催で、初めての収穫感謝祭が行われた。ジャガイモや野菜たっぷりの豚汁を無料で配布したほか、子どもたちは昔の遊び体験やドサンコ乗馬で楽しんだ。
農産物販売コーナーには、亀尾地区周辺で実った大根やジャガイモ、ネギなど、新鮮な野菜がずらりと並んだ。市内赤坂町で農業を営む金子周治さん(68)は有機肥料で栽培した野菜を販売し、「肥料の値段も上がっているが『おいしかった』と言われる野菜を作っていきたいね」と話していた。
市農林課によると市民農園スペースは毎月延べ600人以上が来園し、利用率も95%を超えた。市内で飲食店を経営する滝下栄次さん(52)は丸々としたニンジンを収穫し、「栽培したエダマメは豊作で、店のお通しとしてお客にも好評でした。来年もまた違う野菜を育てたい」と話していた。
○…市営熱帯植物園では、NPO法人「函館エコロジークラブ」主催の第5回収穫祭が行われた。函館大谷高校のダンスや、ハワイアンバンドとフラダンスの熱演に声援が送られたほか、ハロウィーングッズの製作体験、屋台コーナーなどで市民を出迎えた。
温室内ではバンド「フレンドリーハワイアンズ」(勝又静夫代表)によるコンサートや川上ミチさんのフラダンス教室メンバーのダンスが行われ、南国ムードに。ステージ前では、グラスアートやドライフラワーなどの体験コーナーも設けられた。
また、近郊で取れた野菜販売やヤマブドウを使ったジュースの試飲、ジャガイモ詰め放題コーナーなど、秋の味覚もたっぷりと満喫。同法人の坂井正治さんは「ヤマブドウやキノコなど秋の味覚を盛りだくさんに集めた。楽しんでもらえたのでは」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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