ミニSL大人気…鉄道の日を前に五稜郭車両所一般公開

 10月14日の「鉄道の日」にちなみ、JR北海道の五稜郭車両所(函館市港町1)が11日、一般公開された。普段見ることのできない施設とあって約1500人の家族連れらが詰めかけ、展示車両を見学したり、乗車体験したりして秋の一日を楽しんだ。

 「鉄道の日」は、1872(明治5)年10月14日に新橋―横浜間で国内初の鉄道が開通したのを記念して制定され、1994年に「鉄道記念日」から改称。JR函館支社では、鉄道を市民に身近に感じてもらおうと、毎年イベントを開催している。

 この日の一番人気はミニSL「弁慶号」の試乗会。会場には順番待ちの列が途絶えることなく、親子連れらの笑顔を乗せて約100メートルの特設レールを往来していた。函館昭和小2年の畑沢星臣(しおん)君は「思ったより速くてびっくりした。また乗りたい」と笑顔だった。

 車両所内では車輪作業場や旅客車の修繕場なども公開され、物珍しそうに見入ってカメラに収める鉄道愛好家も。このほか、特急「北斗星」などのディーゼル機関車の展示や、線路の補修・点検に使う人力の軌道自転車の運転体験も人気を集めていた。

update 2008/10/12 10:41
提供 - 函館新聞社


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