「赤い靴の少女」お出迎え…函館空港に小像設置
童謡「赤い靴」(作詞・野口雨情)のモデルとされる少女・岩崎きみちゃん(1902―11年)のブロンズ小像が10日、函館空港ターミナルビル(函館市高松町)内に設置された。来年6月に同市末広町の函館港付近で等身大像の建立を目指す「はこだて赤い靴の会」(宮崎衛会長)の活動周知の一環で、来年5月末までの期間限定で展示される。
小像は台座を含めて高さ47センチで、等身大(125センチ)の約3分の1の大きさ。来年設置予定の像と同じデザインで、ローマ在住の彫刻家小寺真知子さん(函館出身)が制作した。函館空港ビルデングの協力を得て、人通りの多い国内線1階通路の一角に設けられた。
同会はきみちゃんが函館で母親と別離し、米国人宣教師に預けられたという悲話を伝えようと発足。函館開港150周年に合わせて設置準備を進め、事業費を確保するための募金活動も行っている。この小像は計10体(1体60万円)制作され、販売した収益も事業費に充てる。
大橋良平副会長は「全国から人が訪れる空港で小像を見てもらい、函館ゆかりの話を知ってもらいたい。活動が全国に広まり、募金に結びつけば」と期待している。募金の申し出、問い合わせは同会事務局TEL0138・54・3755。
提供 - 函館新聞社
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