ロ外相が函館訪問へ…11月6日
函館市の西尾正範市長は9日、ロシアのラブロフ外相が11月6日に函館を訪問し、ロシア極東大函館校(同市元町14)に開設するロシア文化センターの開所式に出席する見通しであることを明らかにした。ウラジオストク訪問を終え、ロシア極東国立総合大学のクリロフ・ウラジミル学長から聞いた話として伝えた。ロシア外相の函館訪問は初めて。
極東大函館校によると、ロシア文化センターは同大の付設機関として財団「ロシアの世界」が設立する。ロシア語やロシア文化を国内外に広げる目的で、モスクワ本部のほか、サンクトペテルブルク、ウラジオストクにあり、日本への開設は初めて。函館校の図書室などを利用し、ロシアの図書や刊行物などを備えて情報提供の充実を図る予定。
当初はロシア大統領の訪問が期待された7月の北海道洞爺湖サミットに合わせ、開所する予定だった。同校は「財団とスケジュール調整などをしてきた。在札幌ロシア総領事館などの指示を受けながら今後、具体的な準備をしていきたい」と話している。
函館市はことし、日本で初めてのロシア領事館が開設されて150年、旧領事館建設から100年、在札幌総領事館函館事務所開設から5年の節目の年。「函館におけるロシア年」として、市民や友好団体の協力を得て各種イベントを実施している。
ラブロフ外相の訪問では、大統領訪問時に想定されたハリストス正教会やロシア人墓地、旧領事館などの訪問も検討されるとみられる。
西尾市長は「外相は11月5日に東京入りし、翌日に函館を訪問する。ロシア文化センターのオープニングセレモニーに出席後、午後から講演を予定している」と述べ、友好関係の一層の深まりに期待している。
提供 - 函館新聞社
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