北方民族資料館が入館者50万人達成
函館市北方民族資料館(末広町21、沼崎孝男館長)の入館者数が8日、単独館として開館して以来、50万人を達成した。節目の入館者となった神奈川県の会社員中路淳子さん(34)に、同館を管理運営する市文化・スポーツ振興財団の金山正智理事長から認定証とアイヌ民族の伝統文様が彫り込まれた丸盆「イタ」などの記念品が贈られた。
この日は午後2時半ごろ、姉と一緒に観光で函館を訪れていた中路さんが1人で来館。中路さんは「初めて来たのに50万人目とはびっくり。別行動している姉に後で報告したい」と驚きつつ、「アイヌ伝統の文様や飾りに興味がある。本州にはない独特の文化を見て帰りたい」と話していた。
同館は「市北方民族資料・石川啄木資料館」として1989年11月に開館し、93年4月に分離して単独館となった。函館出身の人類・考古・民族学の権威の馬場脩氏や児玉作左衛門氏が収集した資料など、アイヌ民族を中心とする300点以上の北方民族資料を展示している。単独館としての年間入館者数は94年度の4万人台がピーク。2001年9月に30万人を突破し、近年は年間2万5000―7000人台で推移している。
提供 - 函館新聞社
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