赤い靴の少女像の設置場所、西波止場近くの緑地帯に
「はこだて赤い靴の会」(宮崎衛会長)が進める童謡「赤い靴」(作詞・野口雨情)の女の子のモデルとされる岩崎きみちゃん(1902―11年)のブロンズ像設置の予定場所が、7日までに固まった。函館市末広町のはこだて西波止場美術館北側の緑地帯で、多くの観光客や地元住民の目に止まりそうだ。10日からは同会の活動PRの一環として、函館空港ターミナルビル(高松町)内に少女の小像(高さ50センチ)が置かれる。
同会は、きみちゃんが函館で母と別離し、米国人宣教師に預けられたという悲話を伝えようと発足。函館開港150周年に合わせ、来年6月に高さ約165センチの少女像を設置しようと準備を進めている。函館市都市建設部によると、設置許可などの手続きは新年度に入ってから行うことになるという。
函館空港ターミナルビル内の小像設置は、市民や観光客に活動を広めようと同会が協力を要請。趣旨に賛同した函館空港ビルデングが場所を無償で提供する。来年5月末までの期間限定。
宮崎会長は「函館空港の設置が、(きみちゃんを)一般市民に初めて見てもらう機会になる。函館市民にこうした子どもの存在を認識してもらい、募金などの活動協力を呼び掛けたい」と話している。会員や募金などについての申し込み、問い合わせは同会事務局TEL0138・54・3755。
提供 - 函館新聞社
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