道警函本が「緊急遊撃隊」発足
重大事件など緊急事態発生時に迅速な初動体制を確立するため、道警函館方面本部は6日、「緊急遊撃隊」を発足させた。同本部の内勤警察官から選ばれた45人で構成。事件などの発生時にいち早く現場に向かい、負傷者の救出や住民の避難誘導などに当たる。発足式で隊長の岡豊彦専任参事官は「迅速、的確な初動措置を全力で行い、管内住民の安全と安心の確保に努めます」と大江宜信本部長に決意表明した。
遊撃隊は、北海道洞爺湖サミット開催時に内勤警察官で組織した「遊撃捜査隊」が効果的に機能したことを受け、道警函本独自の取り組みとして立ち上げた。普段は同本部各課で内勤業務に就く警察官が殺人、強盗事件や社会的反響の大きい事件、大規模災害の発生時などに現場に駆けつけ、被害者の救出や救助、二次被害の防止に努める。
発足式で大江本部長は「秋葉原の無差別殺傷事件や大阪の放火殺人事件など、こうした事件が管内で発生しないとは言い切れない。われわれの使命は住民の目線に立った活動を展開し、地域住民の安全、安心をしっかり確保することだ」と訓示。隊員らは早速、振り込め詐欺被害の防止のため、管内の金融機関や現金自動預払機(ATM)設置の大型店などに出動した。
提供 - 函館新聞社
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