10日に「カルチャーナイト」17施設を夜間無料開放
函館市内の文化施設などを夜間に無料開放する「はこだてカルチャーナイト」(実行委主催)が、10日午後5時半から開かれる。前回まで12月の開催だったが、今回は出歩きやすい10月に初企画。普段は立ち入れない場所を見学できるツアーや体験、展示コーナーなど、家族連れで楽しめる催しが盛りだくさんだ。
カルチャーナイトは市民が地域の文化に触れるイベントとしてデンマークで発祥。函館では2005年から函館商工会議所青年部(河村祥史会長)が主体となって取り組んでいる。4回目となる今年は新たに函館地裁と旧函館区公会堂、金森イベントホールの3カ所を加え、計17会場で22企業・団体が参加する。
初企画としては函館港の豊川埠頭(ふとう)に函館海上保安部の巡視船、西埠頭に海自函館基地隊の掃海艇がそれぞれ停泊し、船内を見学できるほか、同地裁の裁判員法廷の開放、同公会堂での無料コンサート、金森赤レンガ倉庫でのキャンドル作り体験などが盛り込まれた。
各ツアーやプログラムには事前予約が必要なものもあり、実施会場などに要確認。開放時間は会場によって異なり、最も遅い施設で午後9時まで。午後5時から各施設を回る無料のシャトルバスも運行する。青函連絡船記念館(若松町12)前に約250台分の臨時無料駐車場も設ける。問い合わせは実行委事務局(函館商工会議所内)TEL0138・23・1181。
各会場の主なイベントや開放時間は次の通り。
◇JR函館駅周辺▽JR函館駅(若松町12、午後9時まで)=新・旧特急気動車の展示(同6―8時)、ほくでんエネルギー体験、北ガスサイエンスショー▽函館市役所(東雲町4、同8時まで)=市電らっくる号運転シミュレーター(同6時15分―7時半)、市役所見学ツアー(同6、7時からの計2回)は定員各10組で電話予約が必要(TEL23・1181)▽日銀函館支店(東雲町14、同8時20分まで)=見学・体験コーナー、クイズ「にちぎん検定」(同5時半から7時半まで30分ごとに計5回)は定員各30人で電話予約が必要(TEL27・1174)▽豊川埠頭(大手町5、同8時半まで)=巡視船びほろ見学、機動救難士(海猿)の訓練公開、子供用制服の写真撮影▽函館地裁(上新川町1、同9時まで)=探検クイズラリー、法服試着・記念撮影 ◇西部地区▽旧函館区公会堂(元町11、同8時半まで)=カルチャーナイトコンサート(同6時半―7時半)、はいから衣裳館営業時間延長(同7時まで)▽市臨海研究所(大町13、同9時まで)=イカの一夜干し体験(同5時45分―6時半)は小学4年―中学3年が対象で定員10人。電話予約が必要(TEL27・7301)▽西埠頭(弁天町31、同9時まで)=陸自車両展示、海軍ミニカレー試食(1食200円、先着100人)▽金森イベントホール(豊川町11、同9時まで)=道警函館方面本部の白バイ・パトカー展示、金森赤レンガ倉庫でキャンドル作り体験(参加費600円)▽市文学館(末広町22、同8時まで)=クイズ「石川啄木と函館」▽北方民族資料館(末広町21、同8時半まで)=北方民族文様の切り紙細工無料体験(同6時、7時、7時50分からの計3回)
提供 - 函館新聞社
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