日本政策金融公庫が発足…政府系6金融機関再編
政府系の6つの金融機関が1日再編され、新たな形でスタートを切った。国民生活金融公庫や中小企業金融公庫など4機関が統合し、日本政策金融公庫が発足。日本政策投資銀行と商工組合中央金庫(商工中金)が完全民営化に向けて株式会社化された。函館市内でも各出先の支店・事務所の名称が変更されたが、当面は現行の拠点での営業が維持される。
政策公庫は国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行の国際金融部門が統合。函館には国民公庫と中小公庫の函館支店があり、11月中に国民公庫(豊川町20)内に中小公庫(若松町14)が営業拠点を移す。統合に伴い新支店内にテレビ電話を設置するなど顧客の利便性向上を図る。
商工中金も同日、株式会社として新たな一歩を踏み出した。函館支店(若松町3)のオープニングセレモニーで、渡辺正支店長は「中小企業のための金融機関として、顧客ニーズを追求するお客様第一主義の経営を徹底したい」とあいさつ。来賓の経済団体の代表者らとテープカットして門出を祝った。
政策投資銀も函館に非常勤の事務所があり、商工中金と同様に5―7年後の完全民営化を目指す。これまでの長期・固定融資に加え、企業への投資事業などにも力を入れる方針で、函館事務所(若松町14)については「当面は現在の拠点や業務を存続させる」(北海道支店企画調査課)という。
提供 - 函館新聞社
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