森町談合 きょう初公判

 森町発注の町消防防災センター建設工事の指名競争入札をめぐる官製談合事件で起訴された被告7人のうち、東急建設など業者側の被告4人の初公判が1日、函館地裁で開かれる。準大手ゼネコンの東急建設が共同企業体(JV)に参入した背景や、直接的な談合へのかかわりを否認している前町長、湊美喜夫被告(79)との関係など、同事件の実態が司法の場でどう明らかになるのか注目される。

 同事件をめぐっては湊被告のほか、JVを組んだ業者や仲介役の男ら6人が起訴されている。1日の初公判では東急建設の菅沢利昭(61)、川本末男(58)の両被告と、函館市内の設備会社社長藪下宏一被告(62)、森町の星組渡辺土建前社長渡辺英明被告(56)の4人が法廷に立つ。

 その後、3日に函館市内の自営業登真人被告(60)、14日に東急建設の桐井秀行被告(56)の初公判が予定されている。行政のトップとして入札にかかわる決裁責任などは認めているが、直接的な関与を否認している湊被告の公判日程はまだ未定だ。

 起訴状などによると、2005年9月28日執行の同センター工事の指名競争入札で、東急建設幹部らは同社が有利に工事を受注できるように仲介役の男らに依頼するなどし、公正な価格を害する目的で、東急建設と星組渡辺土建が組んだJVが落札できるよう入札に参加した他の4JVの担当者らとともに共謀、4企業体が同JVの指定する入札価格を上回る価格で入札するよう協定を結び談合。湊被告も談合にかかわったとされている。

update 2008/10/1 12:06
提供 - 函館新聞社


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