「函中三・三会」同期会、笑顔の再会

 函館中部高校(函館市時任町)を1958(昭和33)年に卒業した同期生でつくる「函中三・三会」の同期会が28日、同校や七飯町のグリーンピア大沼で開かれた。当時の恩師である野田修三郎さん(82)と吉田信一さん(77)を交え、久しぶりの旧友との再会と卒業半世紀の節目を笑顔で祝った。

 同会は札幌や東京、函館で同期会を開き、5年ごとに全国規模での集会を開催。今回の1泊2日の同期会には佐賀県などから70人が集まった。同校の多目的教室で開かれた記念授業には約50人が参加。吉田さんが教壇に立ち、特別講話として当時の思い出話を交えながら自身の半生を語った。

 吉田さんは同校出身で、54年から8年間、同校に英語教師として在任。その後は東京都内で教師などを務め、現在は函館市内で暮らしている。当時、始業のチャイムと同時に教室に登場することから「消防自動車」というあだ名をつけられていた名物教師で、生徒の人気も高かったという。

 講話では「退職後は英語のことはほとんど頭に残っていません」と東京時代の話や近況などを語った。自身が執筆した英語テキストの話題では問題を読み上げ、生徒を指名すると「分かりません」と元気な返事があったりと、笑い声が絶えない授業となった。

 横浜市から参加した水江彰一さんは「吉田先生と同じ大学に進み、英語の教員になったわたしにとって一番の影響を受けた恩師。教えを受けるのは50年ぶりですが、今でも先生は超えられない存在ですね」と話していた。

update 2008/9/29 23:30
提供 - 函館新聞社


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