世界の名車 道南走る…トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリ・イン北海道
クラシックカーやスーパーカーが道南を巡る「第8回トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリ・イン北海道・道南ステージ」(実行委員会主催)が27日に開幕した。時折雨が降るなどのあいにくの天候のなか、全国から集まった23台の名車が、函館市豊川町の金森赤レンガ倉庫群駐車場をスタートした。
1930年代に活躍したレーシングドライバー、タツィオ・ヌヴォラーリ(1892―1953年)にちなんだ国内唯一の冠レース。函館では2004―06年に3年連続で開催したが、昨年は静岡に場所を移したため、2年ぶりとなった。レースはスピードではなく、走行ルートの正確性や、途中に設けられたタイムトライアルポイントでのペナルティーにより順位が決まる。
スタート会場には、ポルシェやフィアット、ロータス、ボルボなど、世界各国の名車がずらり。運転手は集まった大勢の市民に手を振り、エンジン音を響かせながら走り出した。道南開催では4年連続となった鹿部町の安藤敏夫さん(87)は、1972年式の愛車マツダ・ルーチェで参加。走行距離は42万キロだが、「調子は良い。家族の反対があるためことしが最後になるので、楽しんで走りたい」と話した。
レースは28日まで続けられ、2日間の走行距離は約380キロとなる。この日は木古内町経由で上ノ国町、江差町、北斗市などを走り、七飯町の函館大沼プリンスホテルに到着。2日目は鹿部町や函館市の恵山地区などを経由し、午後3時ごろに東日本フェリー函館ターミナル(同市港町3)に到着する。
提供 - 函館新聞社
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