中部高で「医学部のすすめ」…札幌医科大医学部・宝金教授が出前講義

 函館中部高校(黒田信彦校長、生徒720人)で27日、札幌医科大医学部脳神経外科の宝金清博教授(54)による第1回医学部出前講義が行われた。道教委の「地域医療を支える人づくりプロジェクト」事業に基づく取り組み。医療系大学への進学を目指す同校の1、2年生や道南の高校生17人が参加し、医師教育の現状などを学んだ。

 同事業は、地域医療を支える人材育成などを目的に本年度から開始。同校を含む道内9校が指定校とされ、出前講義は同校では今回が初めて。

 宝金教授は「医師の教育」と題した前半の講演で、「現在、日本では選挙の争点の1つになるほど医療の重みが大きい」と説明。高校卒業後、医師になるまでに大学入試、国家、専門医の3つの試験があり、順調に進んでも12―13年掛かることや、医学部の特徴として技術を学ぶ点を挙げ、「手術の技術や知識は入学後に学ぶので心配しなくて良いが、その前にコミュニケーション能力や謙虚さ、誠実さなどが必要だ」と語った。

 参加した函館中部高1年4組の榑林大和君(16)は「医者の大変さが分かった」とし、八雲高1年生の稗田翔平君(15)は「医学部を目指しているので興味ある内容だった」と話していた。

update 2008/9/28 15:29
提供 - 函館新聞社


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