自民党総裁に麻生氏/期待と厳しい意見相次ぐ
自民党総裁選で麻生太郎氏(68)が第23代総裁に選出された22日、函館市内ではテレビで投票の結果を見守った有権者から「地方の意見を聞いて」との要望、期待の声が聞かれた一方、「総選挙に向けシナリオありきの選挙」との厳しい意見も相次いだ。
市内湯川町の主婦(44)は「新風を期待したく、同じ女性として小池百合子元防衛相に頑張ってほしかった。小泉前首相が応援したのに(小池氏)に地方票がなかったことは、小泉改革を地方が支持していない証し。麻生さんは地方の意見を広く聞いてほしい」と話す。
物価高騰や年金、医療問題をめぐり、市内の町会長を務める男性(68)は「町内では75歳以上の高齢者が42%を占め、上がり続ける物価と医療費に不安を抱えている。日本を築き上げた高齢者の生活に目を向けてほしい」と訴える。
早期の衆院解散・総選挙を見据え、市内昭和の男性自営業(55)は「国民に総裁選の盛り上がりを見せ、総選挙に挑もうとしているシナリオがみえるようだ。民主党の小沢一郎党首と戦う自民党の顔として選ばれたが、麻生さんはしゃべり方に好感を持てるようになってほしい」と話した。
市内富岡の無職男性(60)は「官僚との癒着をなくさなければ、誰が総裁になっても日本は変わらないだろう。政権交代に期待している」と厳しい表情を見せていた。
提供 - 函館新聞社
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