江差追分全国大会 安澤さんが優勝
【江差】第46回江差追分全国大会(主催・江差追分会など)は21日、町文化会館で決選会が行われ、江差町教委嘱託職員の安澤望さん(28)=和春会=が優勝。町内勢では第38回大会(00年)以来8年ぶりの快挙を成し遂げた。
凛(りん)とした表情で“日本一”の歌声を披露した安澤さん。「やっとここまで来ました。今は胸一杯です」と笑顔がはじけた。7歳から江差追分を始めた。進学で一時は地元を離れたが、大学卒業後は江差に戻り、精進を重ねた。一昨年は3位、昨年は2位と成績を伸ばしたが“優勝候補”の重圧も。「今までで一番緊張しました。皆さんの応援に応えられうれしいです」と真っすぐな表情で語った。江差追分特有の合いの手「ソイがけ」を務めた、母・美鈴さん(57)も「奇跡のようです。今までで一番安心してソイがけを務められました」と、わが子の優勝を心から喜んだ。
少年全国大会は、上ノ国町在住で江差中学校3年の中島琴美さん(15)=かもめ会=が、03年の第7回大会に続き大会史上初の2冠を達成。感極まって涙があふれた中島さんは「2度目の優勝はまさかと思った」と満面の笑顔。熟年大会は胆振管内白老町の松谷敏江さん(70)=白老白声会=が優勝した。
1―10位入賞者は次の通り。かっこ内は所属支部(敬称略)。
【第46回江差追分全国大会】(1)安澤望(和春会)(2)日和義貴(札幌南)(3)福士優子(千歳)(4)西川俊昭(乙部鴎翔会)(5)瀧本豊壽(深川)(6)杉本武志(菊水会)(7)間島正晴(札幌白石)(8)東真喜子(乙部鴎翔会)(9)井上さつき(江友会)(10)黒森このみ(札幌南)【第12回江差追分熟年全国大会】(1)松谷敏江(白老白声会)(2)野登谷秀雄(声友会)(3)国府克(京都ふるさと)(4)奈良たか子(帯広)(5)鈴木弘(同)(6)藤本哲(声友会)(7)榎本弥惣七(網走声友会)(8)大柳宣之(大阪金剛)(9)細木利良(大平原)(10)鈴木テル子(鴎声会)【第12回江差追分少年全国大会】(1)中島琴美(かもめ会)(2)横川夏姫(札幌鴎憧)(3)川畑貴寛(和春会)(4)田村つくし(かもめ会)(5)田村ひより(同)(6)三谷葵(札幌南)(7)須藤栞(菊水会)(8)植田玲奈(大和菊華会)(9)中島弥生(かもめ会)(10)渡部愛未(札幌南)
提供 - 函館新聞社
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