江差追分全国大会が開幕
【江差】かもめの鳴く音にふと目を覚まし―。哀愁を帯びた音調が聴衆の心を打つ、第46回江差追分全国大会(江差追分会など主催)が19日、町文化会館(茂尻町71)で開幕した。21日までの3日間にわたり、全国の地区大会を勝ち抜いた402人の歌い手が一般、熟年、少年の3部に分かれて“追分日本一” の栄冠を目指す。
初日は午前9時から開会式が行われ、大会長の濱谷一治町長、審査員長の青坂満江差追分会上席師匠が出場者を激励。続いて165人が出場する熟年大会、186人が出場する一般大会の予選会がスタート。国内外から集まった出場者は、念願だった全国大会のステージで、万感の思いを込めた追分節を披露。大勢の愛好家が「民謡の王様」と称される江差追分の世界を堪能した。
20日は午後8時すぎまで予選会が行われ、一般50人、熟年20人の決選会出場者が決まる。同8時半からは、子供たちによる「江差追分大合唱」などのアトラクションも行われる。21日は午前9時の開会式に続き、51人が出場する少年全国大会、熟年、一般両大会の決選会を行う。結果発表と表彰式は午後6時半すぎから。一般、熟年、少年の優勝者が日本一の歌声を披露する。決選会当日の入場料はプログラム代込みで2300円。問い合わせは大会本部 TEL0139・52・5207。
提供 - 函館新聞社
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