森町長選・阿部氏が事務所開き、副町長退職
【森】競売入札妨害(談合)罪で逮捕、起訴された湊美喜夫被告(79)の森町長辞職を受け、10月19日に行われる出直し町長選挙に立候補を表明した元副町長、阿部真次氏(66)の事務所開きが18日、本町3の後援会事務所で行われ、町民ら約100人が駆けつけた。
阿部氏は支援者を前に、町職員として国保病院事務長や総務課長、収入役、助役などを歴任した豊富な経験をアピールし、砂原地区の簡易水道の完成や国保病院財政の健全化などに取り組む考えを披露。湊被告については「37年間、あらゆる分野に多大な功績を残した」とし、「町民の皆さんの声を聞きながら、新生・森町が活力あるまちになるよう全力で戦いぬく」と力強く語った。
松浦義正後援会長(70)は「国も地方も厳しいとき。阿部氏は長い行政経験を生かして、一人ひとりがこの街に暮らして良かった、住んで良かったと思えるまちづくりにまい進してくれるだろう」と激励、「がんばろう!」の三唱で締めくくった。
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阿部氏は同日、副町長の退職願を長岡輝仁議長に提出し、同日の定例会で承認された。阿部氏は議場で、役場勤務の41年間を振り返ると同時に、今回の一連の事件について「長い間の慣習、慣行に慣れすぎ、法令順守に甘さがあった」とし、「立起を決断した以上、あえて逆風の中、信念を持って新しい道を切りひらいて歩む」と深々と頭を下げた。阿部氏の退職に伴い、森町長職務代理者は10月18日まで片野滋同町総務課長が務める。
提供 - 函館新聞社
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