衆院8区候補擁立

 自民党衆院道8区の候補者擁立について、自民党道連幹部は17日、函館新聞社の取材に対し「いろいろなルートで調整しており、党本部に下駄を預けることはしない。20日の8区候補者選考委員会で区切りを付けたい」と述べ、最終調整の段階であることを示した。また、前道議の長谷秀之氏(49)は同日、「党道連から出馬の打診を受けたが、私では力不足であると断った」と明らかにした。

 長谷氏によると、15日夜に札幌で8区の今津寛暫定支部長、党道連の丸岩公充幹事長らから出馬を打診された。長谷氏は自身の知名度の低さや準備期間の短さなどから「私では無理」と答えたという。道連から、もう数日、時間を与えるので考え直してほしいと言われたが、長谷氏は17日、「光栄ではあるが、考えに変化はない」と断った。

 一方、党道連幹部は、選挙区が決まっていない現職の猪口邦子氏(56)=比例東京ブロック=にも打診したが、不調に終わったことも明らかにした。猪口氏は東京からの出馬にこだわった様子という。

 4月に発足した8区候補者選考委員会はこれまで、表面化しただけで現職の杉村太蔵氏(29)=比例南関東ブロック=と東京在住の政策コンサルタント、高松智之氏(34)の擁立に失敗。8月以降も前田一男松前町長(42)、猪口氏、長谷氏に辞退されている。

 選考作業は難航を極め、今後の党道連や8区支部の対応に他党も注目している。党本部へ一任するという観測もあるが、道連幹部は「必ず地元で選考する」と否定。佐藤健治氏(51)との保守一本化問題もある中で「政権政党として見逃し三振(不戦敗)にはしない。地元4道議も密接に打ち合わせをしており、20日までの間に全力で調整する」と話している。

update 2008/9/18 13:45
提供 - 函館新聞社


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