舞妓さんら救護施設を訪問し京舞を披露
京都の花街で活躍する舞妓(まいこ)と芸妓(げいこ)の2人が17日、函館市新湊町の救護施設「函館共働宿泊所救護部」(越前典洋施設長)を訪れた。あでやかな着物姿で会場に現れた2人は、入所者ら約100人を前に華麗な京舞を披露した。
2人は京都・宮川町のお茶屋「河よ志」の舞妓のふく恵さん(16)と芸妓の弥寿葉さん(22)。18日から棒二森屋で開かれる物産展「第31回おいでやす大京都まつり」(24日まで)のキャンペーンで、京都府物産協会(鈴鹿且久会長)のメンバーと19日までの日程で来函した。
ふく恵さんと弥寿葉さんは扇子を使ってそれぞれ1曲ずつ踊った後、2人で「祇園小唄」と「宮川音頭」の舞を披露。入所者は曲ごとに大きな拍手を送り、2人のつややかな舞にうっとりと酔いしれた。演舞後に入所者から「寝るときはどうするの」と質問が寄せられると、ふく恵さんは「時代劇に出てくるような箱枕どす」と京言葉で答えていた。
最後に2人は入所者一人一人に「おおきに」と京菓子をプレゼント。入所者の男性(72)は「きれいな舞妓さんの言葉や踊りは不思議と心を落ち着かせてくれる。大切な思い出になりました」と顔を赤らめていた。一行はこの日、函館市役所など関係先を訪れ、京都の魅力をPR。2人は18、19の両日、棒二森屋本館の特設会場で各日3回、「京の踊り」を披露する。
提供 - 函館新聞社
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