09年度函館開建部事業概算要求、新規事業は1件
函館開発建設部はこのほど、2009年度北海道開発事業概算要求の同開建実施分概要を発表した。新規事業は今金町の国営農地再編整備事業1件で、初年度は調査計画をスタートする。継続事業では、年度内に函館・江差自動車道の上磯IC―北斗富川IC(仮称)間5キロの供用開始が予定されており、15年度の新幹線新函館駅開業に向けた道南の交通ネットワーク整備が一歩前進する。
主な事業別に見ると、道路整備事業・道路環境整備事業では、道南の産業、観光、生活、医療を支える重要な基盤として高規格幹線道路や地域高規格道路を重点的に整備。函館・江差自動車道は上磯IC―北斗富川IC間開通により、函館ICからの延長距離は約13キロとなる。新幹線開業に向け整備が進められている函館ICと函館空港を結ぶ函館新外環状道路は調査を続行。同開建道路課は「(函館新外環状道路の)着工時期は未定だが、新幹線開業のスケジュールに連動するためには09年度もしくは10年度内(の着工)を目指したい」と話している。
また地域の活動団体が主体となり、行政などと連携し美しい景観や魅力ある観光空間づくりを行う「シーニックバイウェイ北海道」の活動を積極化し、既存の「函館・大沼・噴火湾ルート」に加え、現在候補ルートとなっている「どうなん・追分シーニックバイウェイルート(西渡島・南檜山地域)」の取り組みを支援する。
農業農村整備事業では「大野平野地区(北斗市、七飯町、函館市)」における国営かんがい排水事業を継続し、高品質米の安定生産と地域用水機能の増進を図る、国営農地再編整備事業として今金町の水田地帯の調査計画を開始する。
治水事業では、後志利別川(瀬棚町、今金町)の河川改修と美利河ダム(今金町)の維持管理を行う。
港湾整備事業では地域産業の振興による活性化と安全、安心の確保を目指し、重要港湾である函館港と、森、椴法華、江差、奥尻、瀬棚の5つの地方港の整備を促進。函館空港の施設改良も行う。
提供 - 函館新聞社
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