童謡コンクール 小林さん全国へ…伸びやかな歌声評価

 このほど札幌市で開かれた「第23回全国童謡歌唱コンクール北海道ブロック大会」(日本童謡協会、テレビ朝日、北海道テレビ主催)で、函館市東山の道教育大附属函館小学校5年の小林実央(みお)さんが子ども部門の最優秀賞を受賞し、11月3日に東京・五反田で全国7ブロックの代表者が集まるグランプリ決勝大会への出場を決めた。「緊張したけど、いつも通り歌えた」と喜ぶ小林さんに、周囲からも期待が寄せられている。

 小林さんは、妹で同4年の奏美(かなみ)さんとともに、2年前から自宅近くにある声楽家、石丸典子さんの教室で週1回学んでいる。石丸さんは実央さんを「豊かな音量で声の質も良く、素直に勢い良く歌う」と評価する。

 同コンクールには姉妹で応募。実央さんは「そらでえんそくしてみたい」(悠木一政作詞、早川史郎作曲)を選び挑戦。曲の後半に高い音があり、力まず、少し体を動かして声を出す練習を積み重ね、伸びやかに歌うようにしてきた。テープ審査をそろって通過し、道ブロック大会に初出場した。

 子ども部門の出場者は7人で、そのうち函館から6人、妹もそばで見守っている。石丸さんは「2人一緒で居られ、普段と同じ雰囲気だったことは大きい」と話し、奏美さんも「顔は緊張していたが、声はいつものお姉ちゃんだった」と振り返る。実央さんは「ステージに上がった瞬間は心臓がばくばくしていたが、歌い始めたら緊張が飛んだ」と話す。練習通りの歌声を披露し、見事、最優秀賞に輝いた。実央さんは「受賞はびっくりした。東京で歌うのが楽しみ」と笑顔。

 道ブロック大会はプロの伴奏だったが、グランプリ決勝大会は奏美さんが伴奏する。実央さんは「妹のピアノで気持ちよく歌える」と張り切り、奏美さんも「東京で演奏することが楽しみ」と話す。石丸さんは「2人ともメンタル面での心配はなく、いつもの実央ちゃんで歌ってくれると思う」と期待を寄せている。

 道ブロック大会では、子ども部門で寺井りりかさん、ファミリー部門で油川ファミリー(倫子さん、紗葵さん)がそれぞれ優秀賞を受賞した。グランプリ決勝大会ではこれまで、2003年の子ども部門で、当時、道立函館盲学校中学部1年の池田サラジェーンさん、1987年に大人部門で石丸さんが金賞に輝いている。ことしの全国のブロック大会の模様はCS放送「テレ朝チャンネル」で10月11、12日に放送予定。

update 2008/9/14 15:20
提供 - 函館新聞社


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