市内の最高年齢の保苅さん…やしゃごらと誕生会
今年も函館市の最高齢者となった、杉並町の保苅さつさん(106)。19日に函館市長や市社会福祉協議会から祝品が贈呈される。また一つ、静かに年を重ねた保苅さんは「長生きのために特別なことはしていない。1年間、変わりなく過ごせたことが何より」と話している。
保苅さんは1902(明治35)年に函館で生まれた。19(大正8)年に庁立女学校(現函館西高)を卒業。その年に辨治さんと結婚し、6人の娘を立派に育てた。
現在は、孫16人、ひ孫20、やしゃご4人に恵まれ、6女の加藤佳代子さん(64)と2人で暮らしている。
今年7月20日、親戚22人が集まり、保苅さんの誕生会(誕生日は6月23日)が市内のホテルで開かれた。小樽市から来たやしゃご4人から花束をプレゼントされ、保苅さんは「うれしかった。とても楽しかった」と笑顔を見せる。
保苅さんは毎日午後9時には就寝する規則正しい生活を心掛けている。おかげで、入院するような大病を患ったことは一度もなく、近年は風邪もひいていない。
読書が何よりの楽しみで、加藤さんが図書館から借りてきたミステリーや歴史書などを毎日4、5時間かけて読む。「集中力はすごい。何でも自分でやるので感心している」と加藤さんも舌を巻く。スポーツ観戦も趣味で、米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー選手の大ファン。
常に穏やかな表情で「自然のままに無理せず暮らしていきたい」とサラリと答えた。
提供 - 函館新聞社
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