創業者の冥福祈る…マルハニチロホールディングス

 マルハニチロホールディングス(旧日魯漁業株式会社、本社=東京)の創業者の一人、堤清六(1880―1931年)の命日である12日に、称名寺(函館市船見町18)で、施餓鬼(せがき)法要が行われた。関係者約60人が出席し、故人の冥福を祈るとともに同社の発展を願った。

 日魯は新潟県出身の堤と函館の実業家、平塚常次郎が1907年に創業し、1914年に函館市に株式会社を設立。本社を東京に移した後も、北洋漁業の拠点として函館の経済を支えてきた。

 称名寺には創業者堤の供養塔と、操業中に命を落とした従業員を供養する「日魯従業員精霊塔」が建てられており、函館ニチロ会(加藤清郎会長)のメンバーが中心となり毎年法要を行っている。出席者は供養塔の前に手を合わせ、創業者の冥福を祈った。

 加藤会長は「今回の法要はニチロがマルハと経営統合してから初めてとなる重要な機会。水産業界は厳しい現状に置かれているが、堤氏に見守ってもらいながら、函館全体の活性化のためにもさまざまな事業に挑戦してほしい」と同社の発展を願っていた。

update 2008/9/13 11:04
提供 - 函館新聞社


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