「ひまわり会」が喜寿98人に手づくり「毛糸の靴下カバー」敬老の日に贈る

 【福島】「社会福祉の向上」を目標に掲げ、福島町内の主婦11人で構成するボランティア団体「ひまわり会」(堀繁子代表)は今年も敬老の日(15日)に合わせ、町内のお年寄りに手づくりの「毛糸の靴下カバー」を届ける。一年掛かりで製作したぬくもりあるプレゼントで、メンバーが町役場に持参し、15日前後に町職員から喜寿(77歳)の98人全員に贈られる。のし袋に一足ごと丁寧に入れて、「お元気でお過ごしでしょうか? どうぞ、足も気持ちもポカポカになりますようお祈りいたします」との手紙も添えた。

 古里を長年支えてきた年配者の長寿を地域一丸で祝いたいと、8年前から続ける奉仕活動。これまでに贈った靴下カバーの総数は1000足近くに及ぶという。

 メンバーは家事やパートなど、各自の仕事の合間を縫いながら年中編み物作業に励む。「その年の人数分が用意できたら、また次の年、さらに次の年」と作業を地道に続けてきている。

 毛糸は肌触りの良い高級品を使用。毎秋の福島町特産品イベントで行うフリーマーケットの益金を購入費に充てている。

 毎月1度開催する会合では「男性は茶色かグレー、女性は赤にベージュ」「サイズも大きいのから小さいのと豊富。デザインも重要」など、さまざまな工夫を凝らしながら編み物作業に当たる。掘代表(61)は「全て手作業なので苦労も多いが、その分、『ありがとう』と感謝してもらえると心が和む」と笑顔を見せる。

 ひまわり会は毎年3月、町社協と協力して独居老人に手作り弁当を届けたり、初夏には青函トンネル記念館前庭の花壇整備、秋の文化祭では食堂スタッフとしても活躍している。メンバーの北條タキエさん(65)は「仲間がそろえば自然に話が盛り上がり、時間を忘れて活動を楽しんでいる。元気でいられる限り、ボランティアは続けたい。これが生きがい」と話す。

update 2008/9/10 10:52
提供 - 函館新聞社


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