国宝中空土偶の展示始まる
市立函館博物館(函館市青柳町、長谷部一弘館長)で9日、特別企画展「国宝中空土偶と函館発掘物語」が始まった。会場では中空土偶の第一発見者、市尾札部町の主婦小板アヱさん(76)に西尾正範市長から市長賞が贈られた。展示は23日まで。
中空土偶が同館で展示されるのは昨年夏の特別展以来。西尾市長は市長賞贈呈に際して「あらためて函館市民を代表してお礼の気持ちを込めて贈ります。国宝を活用して今後の南茅部の振興を図りたい」と述べ、小板さんは「感無量で、見付けた時のことを思い出します」と感慨深げだった。
市内全域の旧石器時代から近現代までの発掘物など703点を展示。道や市の指定文化財も多数あり、ブラキストンが谷地頭で発見した国内有数の大形磨製石斧(せきふ)や、道内の学術的発掘の先駆けとなったサイベ沢遺跡の出土品も多数並んでいる。
観覧時間は午前9時から午後5時(入場は午後4時半まで)。会期中無休。入館料は一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円。
update 2008/9/10 10:51
提供 - 函館新聞社
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