本願寺派函館別院で公開結婚式

 浄土真宗本願寺派(西別院)函館別院(函館市東川町12)の仏教青年会「YBAはこだて」主催の公開仏前結婚式が7日、同別院本堂で行われた。今年4月に入籍した市内在住の野沢良さん(20)と佐藤藍子さん(22)が雅楽の演奏と僧侶の読経が響く厳かな本堂で、親族や友人、市民ら約100人が見守る中、新しい人生の一歩を刻んだ。

 公開挙式は、YBAはこだて再結成30周年を記念して企画。新婦の母が同別院の職員で、藍子さん自身もボーイスカウトの指導員として同別院に縁があったことから、公開挙式として実現した。

 式では、黒のタキシード姿の良さん、純白のウェディングドレス姿の藍子さんが本堂に入場。僧侶による雅楽の生演奏と、同別院の中尾史峰輪番が読経し、荘厳な空気に包まれた。2人は誓いの言葉を述べた後、中尾輪番から記念の念珠をもらい、指輪を交換した。中尾輪番は「阿弥陀(あみだ)様がくださる無限の愛は思いやりの気持ち。今日から新しい人生を歩まれる2人も、互いに愛を育て上げてください」と述べた。

 良さんと藍子さんは「仏前式に友人は驚いてましたが『面白いね』と話してくれました。出席者の記憶に残ってもらえたら」と話していた。

 また、式後には関西で活躍するシンガーソングライターのやなせななさんが本堂でライブを行い、2人のスタートに彩りを添えた。実行委員長のYBAはこだての渡辺敬史さんは今後も、仏前挙式が増えることを期待し「お寺は生活の中で、おめでたい話も仏様に報告する場でもある。若い人にもお寺に親しみを持ってほしい」と話していた。

update 2008/9/8 10:53
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです